ホンダBEAT。
平成3年発売と同時に大ヒットした軽自動車のスポーツカー。
発売と同時に大ヒットするも、軽自動車のスポーツカーのパイは小さく、BEATと同時期にデビューしたカプチーノとともに発売2年目には人気は落ち着いたものになりました。
私が初めて買った車がこれでした。
私はあまり売れなくなっていた平成4年にBEATを購入したのでありました。
車両重量は760kg。
当時はこれでも軽自動車としては重いため、燃費はあまり良くないとされていました。
実際の燃費は概ね16km/L程度でした。
長距離走ると24km/Lくらい走ってくれました。
前後異形のタイヤのため、スタッドレス選びが結構難しく、純正サイズのスタッドレスタイヤを交換するため購入してみたら、最初に買った頃と同じ頃に製造されたスタッドレスタイヤが届いたなんてこともありました。
運転者重視のため、運転席側のシートが少し大きめになっており、助手席側は狭く、リクライニングもしないシートが付いていたような記憶があります。
乗り降りの際にシートのサイドサポートのところにあたるため、ほとんどの車がシートのその辺りが痛んでいると思われます。
車体が低いため、普通に走っているだけでも何だか楽しい。
速度が出ていなくても楽しい。というか60km/hくらいで走っていても、体感速度的にはもっと速く走っているように感じる車でした。
曲がり角を曲がるだけでも楽しい。
ミッドシップながら超安定志向のハンドリングと言われていましたが、そこはやはりミッドシップです。よく曲がってくれます。
屋根はあまり開けませんでした。夏は暑いですし、冬は雪か雨なので、屋根を開けられる季節が限られていました。
さらに開けて走ると目立ちすぎます。
イエローの車体のオープンカーなんて派手ですから。
雪道も結構安定して走ってくれました。
ハマって動けなくなった記憶はあまりありません。
対向車を避けるために雪に突っ込んだ時は動けなくなりましたが、車体が軽いので押してもらってすぐに脱出できた記憶があります。
安定しているため、車が滑ってもまっすぐ走ってくれました。全く止まらずに横から頭を出してきた車に当たりそうになったことはありましたが。
あとは除雪がしっかりされていない駐車場でハマって動けなくなったことが数回あったような記憶があります。
根強い人気があるようで、部品の再生産もされているようです。
MTってやはり身体で運転を覚えるようで、その後はほぼAT車に乗っているのですが、今でもMT車に乗ってもなんとか運転できます。
BEATの後継車、S660が来年生産終了が発表されました。
コンパクトなスポーツカーが欲しい人が新車で買えるラストチャンスかも知れませんね。